音で人生を叩き続ける僕の自論
【これを期に、生きてみる】
音で人生を叩き続ける僕の自論(第1話)
はじめに
はじめまして。TÁR(ター)こと、西野貴人です。
和太鼓を打ち続けながら、迷ったり、悩んだり、笑ったり、ぶつかったりしながら、それでも「自分のリズム」で生きてきました。
この連載では、僕の中にいる“もう一人の自分”
心の奥から湧いてくる声に耳をすませながら、
日々感じてきたこと、自論、そして少しだけ人生のヒントのようなものを綴っていきます。
うまく生きるよりも、ちゃんと感じて、生きてみること。
そんなテーマでお届けします。
もし、読んでくださるあなたの中に、
小さな“種火”がともるきっかけになれば、これ以上の喜びはありません。
第1話:運が悪いその日まで、生きてみよう
子どもの頃から、なぜか「死にたい」と思っていた記憶がある。
たぶん、4〜5歳の頃からずっと。
自分は、生きていても誰の役にも立たないと思っていた。
テレビだけが友達だった昭和50年生まれ。
なぜか昭和40年代の再放送ドラマや歌、特撮ヒーローばかりに囲まれていた。
そのドラマの中で、SHOGUNの「男達のメロディ」に出会った。
「運が悪けりゃ死ぬだけさ」この一節が、僕を救ってくれた。
(もちろん、“死んだ人は運が悪い”なんて意味じゃない)
仮面ライダーの変身ベルトさえあれば、
本当に変身できると信じていた子ども時代。
田舎の田んぼに飛び込んで突き刺さったこと、2回。
でもその時、ふと思った。
「運が悪いその日まで、精一杯生きよう」って。
それが、僕なりの「生きる」との最初の向き合い方だった。
次回予告:「これを期に」が僕のエンジン
何かが起きたとき、心が動いたとき、
人は「これを期に」と言って、変わろうとする。
次回は、僕の中にある「きっかけ」と「変化」の話。
それが大きなことじゃなくてもいい。
昨日の自分より、ほんの少しでも変われたら、それでいい。
どうぞお楽しみに。